持続的な財政運営とネットワークの活用、
広い視点での政策の実施

 私はこれまで、財政の業務を通算10年間担当し、行政運営の根幹である健全財政の確立に力を注いできました。

 行政運営の基本は健全財政が何より重要であり、財政の制約により的確な政策が実施できない市政運営はあるべき姿ではないと考え、地方交付税制度を活用した財源確保策や、地方債制度における償還方法の見直しによる後年度の負担軽減策などに取り組んでまいりました。

 健全な財政運営こそ、市の持続的な発展の基盤であると考えています。

 また、千葉県庁への2年間の派遣及び安房郡市広域市町村圏事務組合への通算5年間の派遣により、県庁職員及び安房地域の市町職員とのネットワークを構築することができました。そのおかげで、様々な情報交換を適時に行うことができ、多くの施策に的確に反映することができました。

 併せて、南房総市を点で捉えるのではなく、千葉県全体での視点や安房郡市での位置づけなど、広い視点で行政課題に取り組んでまいりました。

 このような広い視点での思考は、将来を見据えた政策に取り組むうえで非常に重要であり、社会の変革が早い現代社会では今後もより一層必要となります。

 これまでの経験や実績を十二分に活かし、10年・20年先の将来へ向けた政策や今の南房総市を支えている世代が暮らしやすい活力ある地域づくりの施策を市民の皆さんとともに考えていきたいと思います。

令和8年2月

朝倉かずとし

暮らしやすい活力あるまちをつくる

地域医療体制の堅持
「富山国保病院を存続」

移住・定住促進及び地域PRの強化

人口減少・空き家対策を進め、地域資源のPRを強化して来訪者を増やす。

産業のさらなる活性化

第一次産業への支援を強化し、観光資源の発信力を高めて地域経済を活性化する。

有害鳥獣対策及び耕作放棄地対策の強化

イノシシなどの有害鳥獣駆除・処理体制の強化と、農業法人の設立支援や団体・法人への支援強化などによる担い手確保策を促進する。

防災の強化及び福祉の充実

南海トラフ地震などに備えた防災機能の強化のほか、高齢化に対応した福祉施策を充実させる。

地域医療体制の堅持

安定した医療提供体制を守り、地域医療を維持する。

「富山国保病院」を断固として守る

南房総市の現状とこれからの課題

 南房総市は誕生から20年、多くのハード・ソフト事業が進められてきました。しかし、少子高齢化による人口減少や地域コミュニティの弱体化など、課題は依然として残っています。

持続可能な市政運営の必要性

限られた財源の中で、必要な事業を選択し、将来を見据えたソフト事業の強化が求められています。
地域医療、福祉、防災、産業振興など、生活に直結する分野への重点的な取り組みが必要です。

産業の活性化と地域の魅力向上

農林水産業の担い手不足、有害鳥獣被害、観光資源の活用など、地域産業には多くの課題があります。
地域資源のPRや移住・定住施策の強化により、地域の魅力を高めていきます。

地域医療体制の堅持

安心して暮らせる地域には、安定した医療提供体制が不可欠です。
「富山国保病院」の診療所化は容認できず、現在の機能維持が重要です。

高齢化を地域の力に

シニア世代の活躍は地域の大きな支えです。
高齢化をマイナスではなく「地域の力」と捉え、次世代へつなぐ仕組みづくりを進めます。

今やるべきことを、確実に

 人口減少、有害鳥獣対策、防災、医療、福祉など、先送りできない課題に取り組み、暮らしの課題、将来のための準備など、今すべきことを皆さんの声をお聞きし共に「笑顔があふれる魅力ある地域づくり」を考えていきましょう。

南房総市の未来をつくる重点政策

  • 農林業は、耕作放棄地対策をはじめ、担い手・後継者確保対策及び有害鳥獣対策
  • 水産業は、漁獲量の維持・増大とともに後継者確保対策
  • 観光業は、観光資源の掘り起こしや効果的な周知を推進
  • 地域内事業者の活力の強化

  • 安心できる防災機能の充実
  • 地域医療体制の堅持(富山国保病院の存続)
  • 外出しやすい公共交通体制の維持
  • 高齢者や弱者を支える福祉制度の充実
  • 今後も増えると思われる空き家への効果的な対策
  • 環境負荷の低減への取り組み

  • 移住・定住施策の強化や情報発信の充実
  • 子育てや教育環境の強化への支援
  • 地域を支える後継者づくりの強化
  • デジタル情報の更なる広報活動の強化
  • 生涯スポーツなどを活かした交流や健康づくりの促進

朝倉かずとしプロフィール

南房総市(合併前を含む)で財政の仕事を10年間担当し、市の運営を支える健全な財政づくりに携わってきました。
また、千葉県庁や安房地域の広域行政での経験を通じて、さまざまな自治体の方々と連携しながら、地域の課題に向き合ってきました。
これまでの経験を生かし、南房総市がこれからも安心して暮らせるまちであり続けるよう、将来を見据えた地域づくりを皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。